院長紹介 倉島 茂樹
医科は内科、皮膚科、耳鼻科などさまざまな分野がありますが、歯科でも虫歯治療、インプラント、矯正治療などに分かれており、治療方法や使用する設備に違いがあります。
当医院は矯正歯科治療に特化した歯科医院として、矯正の専門性をもつ歯科医師による精密な治療のご提供に努めています。歯並びが悪いと、見た目だけでなくお口周りの筋肉や機能にも問題が生じてしまいますが、歯並びを美しく整えるとともにそれらの問題点も改善できるよう、適切な矯正治療を行ないたいと考えています。
歯並びのお悩みがある方は、ぜひくらしま矯正歯科にご相談ください。
矯正歯科治療という道に進んだ理由
「矯正歯科治療」という分野に進んだ理由は2つあります。
まず、矯正治療はある程度の期間が必要な治療であり、患者さまと深いお付き合いができることです。これが虫歯の治療なら、2~3回通院して治療が終われば、患者さまとのお付き合いは終わってしまいます。もともと人と接したり、おしゃべりしたりするのが好きだった私にとっては、矯正はとても魅力的な治療分野だと思えました。
もうひとつは、矯正治療そのものが、私にとって非常に興味深い分野だったことです。
矯正治療には、「推理小説」や「パズル」のような奥深さがあります。患者さまとのカウンセリングや診断を通じて、現在の歯並びになった原因を探り、どのように歯を動かせば最も効率的に歯を動かせるかということを考えていきます。こうしたロジカルな発想が、治療のポイントとなります。考えに考え、思ったとおりのきれいな歯並びへと仕上がったときは、本当にうれしく思います。
治療において私が大切にしていることは、患者さまと密にコミュニケーションをとり、良好な関係を築くことです。
治療を順調に進めるカギは、「患者さまといかに二人三脚で進められるか」です。医師からの一方的な治療では、うまく進みません。患者さまと向き合い、お互いに理解し、ひとつのチームとして治療ができればと思っています。そのため、診療ごとに進み具合などをお伝えすることで常に患者さまにも関心をもっていただき、積極的に治療に参加していただけるようにしています。また、通院が苦痛にならないように、趣味や学校の話題など、一見無駄に思えるような話を積極的にするようにしています。そうすることで治療のヒントが見つかることもありますし、通院を楽しんでいただけるからです。
何よりうれしいのは、患者さまがコンプレックスから開放され、笑顔になられることです。コンプレックスも、見方を変えればひとつの病気です。そのため、悪い部分を治すだけでなく、患者さまに心から元気になっていただける「Happy Smile」をコンセプトに、治療を行なっています。矯正治療は歯並びを良くするだけではなく、そんな心のしこりを取って差し上げる治療でもあると思います。
笑顔は、国籍や年齢にかかわらず相手に伝わる、大切なコミュニケーションのひとつです。
きちんと噛めて、食事をおいしく楽しめる。そして、口元を気にせずに心から笑える。そんなすてきな笑顔をつくるために、矯正治療(整った歯並びをご提供する)と予防ケア(虫歯や歯周病から歯を守る)を中心にして、皆さまのお手伝いをしたいと考えています。
治療以外でも、患者さまに快適に通院いただける工夫として、診療室に自然光がたっぷり差し込むよう院内をデザインしたり、アロマをたいて医院独特のにおいを抑えたりするなど、院内の雰囲気を柔らかくできるよう努めています。患者さまにリラックスいただける、透明感のあるサロンのような歯科医院づくりを目指しています。
- 略歴
-
- 1995年 鶴見大学歯学部卒業
- 1995年 鶴見大学矯正学教室入局診療科助手
- 2001年 鶴見大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了 歯学博士号取得
- 2001年 日本矯正歯科学会認定医取得、舌側矯正歯科医院勤務
- 2004年 くらしま矯正歯科開設
当院院長は、日本舌側矯正歯科学会より認定医として認定されております。
認定医は、学会の認定委員会が行なう「舌側矯正治療症例の厳格な審査」に 合格して、資格証が授与されたドクターです。
東京都新宿区大久保2丁目4番地12号 新宿ラムダックスビル
株式会社春恒社 学会事業部
電話:03-5291-6231
副院長紹介 倉島 敬子
くらしま矯正歯科には、小児矯正で通院されているお子さまも多数いらっしゃいます。そのようなお子さまに、不安や恐怖心なく楽しく受診いただけるよう、きめ細かな配慮をしています。
年齢を問わず、適切な診断と精密な治療をご提供していますので、矯正のことなら、どうぞ安心してご相談ください。
- 略歴
-
- 1995年 鶴見大学歯学部卒業
- 1995年 都内一般歯科医院勤務
- 1997年 鶴見大学矯正学教室入局診療科助手
- 2002年 在宅訪問歯科診療従事
- 学会
リスク・副作用について
●矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メインテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
・矯正装置を誤飲する可能性があります。
・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
・装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
・顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・装置に慣れるまで発音しづらいなどの症状が出ることがあります。
・矯正装置を装着している期間は、適切に歯磨きができていないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。歯磨き指導をしますので、毎日きちんと歯を磨き、口腔内を清潔に保つようご協力をお願いします。
・歯磨き、エラスティック(顎間ゴム)の使用、装置の取り扱い、通院などを適切に行なっていただけない場合、治療の期間や結果が予定どおりにならないことがあります。
・成長期の患者さまの治療では、顎骨の成長を予測し、現段階において適切な治療を行ないますが、まれに予期できない顎の成長や変化によって治療法や治療期間が大きく変わることがあります。また、顎の変形が著しい場合には、矯正治療に外科的処置を併用することがあります。
・歯を移動させることにより、まれに歯根の先端がすり減って短くなる「歯根吸収」を起こすことがあります。しかし、適切な矯正力で歯を移動させることでセメント質(歯根表面を覆っている組織)が修復されるため、歯根吸収のリスクを軽減できます。
・歯の周囲の組織は、治療前の状態に戻ろうと「後戻り」する性質があるため、治療後も数ヵ月から1年に1回ほどの頻度で通院いただいて歯の状態を管理し、後戻りを防ぐ必要があります。