Labial

表側矯正

歯の表面に固定して整える矯正法

歯の表面にワイヤー装置を固定する表側矯正は、幅広い症例に対応できるスタンダードな治療方法です。ブラケットとワイヤーを用いて力を細かく調整しながら、歯の位置や傾きを段階的に整えていくことで、理想的な歯列へと導きます。歯並びの見た目だけでなく、上下のかみ合わせや歯列全体のバランスにも配慮し、機能性の向上を目指した治療を行うことを大切にしています。

目立ちにくい装置を使った表側矯正

af9940060334l
表側矯正とは、歯の表面にブラケットという装置を取りつけて、そこに通すワイヤーを引っ張る力で歯を動かす方法です。いちばん歴史のある矯正方法で、様々な症例に対応しています。歯を動かすスピードが速いので、ほかの方法よりも治療期間が短く済む場合がほとんどです。舌側矯正(裏側矯正)よりも、費用を抑えて治療できます。当院では目立ちにくい白いセラミックを使用した「セラミック製マルチブラケット装置」による矯正治療も行っています。

こんな方におすすめです

AdobeStock_320586322
  • 矯正装置を装着したときの見た目は気にならない方
  • ほかの方法は適していない症例である方
  • 喋りづらい矯正装置は使いたくない方
  • 円滑に矯正治療を行いたい方
  • お財布にやさしい治療方法を選びたい方
  • 装置が舌の動きの邪魔にならないようにしたい方
  • 治療期間ができるだけ短い方がいい方
  • 装着を自己管理するのがわずらわしい方
AdobeStock_273995921 (1)

表側矯正の特長

POINT.

様々な症例に対応できる

表側矯正は歴史の古い治療で治療実績も多く、様々な症例に適用できます。ほかの矯正方法では治療が難しい重度の不正咬合でも、歯にかける力や方向を細やかに調整できるので、適切な位置に移動させられます。ほかの矯正治療は難しいとされた方や、治療を受けられるかどうかわからないという方も、当院に遠慮なくご相談ください。
様々な症例に対応できる
POINT.

発音などに影響が出にくい

舌側矯正(裏側矯正)をすると矯正装置が舌に触れて、「サ行」「タ行」「ラ行」などの発音がしづらくなることがあります。一方、表側矯正の場合は装置を歯の唇側に取りつけるので舌の動きが阻害されず、発音に影響は出ません。装置に舌が当たらないので、食事も違和感なく摂れます。日常生活に支障が出にくい方法だといえます。
発音などに影響が出にくい
POINT.

歯磨きが行き届きやすい

歯に固定して設置する矯正装置には、食べ物が引っ掛かる場合があります。舌側矯正(裏側矯正)の装置は食べ物が引っ掛かっていないかどうかが見えづらいですが、表側矯正であればすぐに目視確認できます。引っ掛かった食べ物だけでなく歯の汚れも見えやすいので、磨き残すことなく歯磨きを徹底でき装置もお口の中も清潔に保てます。
歯磨きが行き届きやすい
POINT.

治療費を抑えて矯正できる

矯正治療のなかでも表側矯正は最も一般的な方法です。症状にもよりますが、技術面で高い専門性を必要とする舌側矯正(裏側矯正)やマウスピース型装置(インビザライン)による矯正治療と比較すると、費用を抑えて行えます。装置の見た目にこだわりがなく、できるだけお財布にやさしく矯正治療をしたい方におすすめです。
治療費を抑えて矯正できる
POINT.

目立ちにくい装置も選べる

表側矯正では歯の表面に金属の装置を取りつけるので、口をあけたときに周囲の人からも見えてしまいます。当院では一般的な目立つ金属ではなく、セラミックでできた白色のブラケットも採用しています。ブラケットを白にすると歯の色と馴染んで、あまり目立たなくなります。ブラケットに通すワイヤーも白いタイプを選べます。
目立ちにくい装置も選べる

表側矯正の注意点

口元に突出感が出てしまう

口元に突出感が出てしまう
表側矯正の場合はブラケットを歯の唇側に取りつけるので、装置の分だけ唇が盛り上がり、口元が突き出たような感じがします。とくに上顎前突(出っ歯)や反対咬合(受け口)でお悩みの場合には、治療が進むまではどうしても口元に突出感が出てしまいます。装置に慣れるまでは、唇に違和感や閉じにくさも感じます。

装置が当たって口内炎になりやすい

装置が当たって口内炎になりやすい
・装置が当たって口内炎になりやすい 表側矯正を開始して間もない時期は、口腔粘膜が装置で傷ついて、口内炎ができやすくなります。矯正装置に体が順応してくると、徐々に口内炎はできにくくなります。口内炎になりやすい方には、矯正治療用のワックスをご用意できます。ワックスを塗布すると粘膜と装置の摩擦が和らいで傷や痛みを予防でき、口内炎を起こしにくくなります。

矯正装置が人に見えてしまう

矯正装置が人に見えてしまう
それぞれ歯の表面に金属をくっつけている状態なので口元が目立ち、口を開くと周囲の人にも矯正装置が気づかれてしまいます。目立ちにくい白色のセラミック製ブラケットもありますが、じっと口元を見れば装置をつけているのはわかります。周囲から装置を見られることなく矯正治療したい方には、適していない方法だといえます。

装置をしたまま食事や歯磨きをしなくてはならない

装置をしたまま食事や歯磨きをしなくてはならない
マウスピース型矯正装置(インビザライン)と違って、マルチブラケット装置は患者様自身で着脱できません。食事のときは装置をつけたままなので、慣れるまでは食べづらさを覚える方がほとんどです。同様に歯磨きもブラケットの周りの細かな部分まで行わなくてはならず、より気をつけて丁寧に清掃しないと、虫歯や歯周病になりやすいというデメリットがあります。

装置に引っ掛かった食べ物が周囲に見えてしまう

装置に引っ掛かった食べ物が周囲に見えてしまう
食事をすると装置に食べ物が引っ掛かって、ほかの人からも見える場合があります。とくに繊維質の野菜や細い麺類などは、装置と歯の隙間に絡まりやすいので注意が必要です。鏡を見れば患者様自身ですぐに取り除けますが、人前で食事をするときに口元が気になって楽しめず、ストレスを感じる場合もあるかもしれません。

表側矯正装置の種類

  • メタルブラケット・ワイヤー
    メタルブラケット・ワイヤー
    表側矯正で使用される最もベーシックな装置です。金属のブラケットに同じく金属でできたワイヤーを通して力を加え、歯を動かします。この装置は金属の色そのままなので、会話や食事のときなどに口を開くと装置がギラッと目立ってしまいます。周囲からはわからないように矯正治療をしたい場合には適していません。
  • セラミック製の白いブラケット
    セラミック製の白いブラケット
    ブラケットには金属製だけでなく、セラミック製のものもあります。セラミック製ブラケットは白い色をしているので、オーソドックスな金属製のブラケットとは違い、装着していても歯の色に馴染んで見えて、口元で装置が目立ちません。ナチュラルな見た目で、装置を気にせず矯正治療に取り組んでいきたい方におすすめです。

リスク・副作用について

●矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行う第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行う第2期治療で1~2年半を要することがあります。
・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者様のご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行うことがあります。
・矯正装置を誤飲する可能性があります。
・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
・装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
・顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

●マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療にともなう一般的なリスク・副作用
・マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療は、機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
・症状によっては、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療できないことがあります。
・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
・お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。

●薬機法において承認されていない医療機器「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」について
当医院でご提供している「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当医院ではその有効性を認め、導入しています。
○未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年9月12日最終確認)。
○入手経路等
インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。
○国内の承認医療機器等の有無
国内では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)と同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年9月12日最終確認)。
○諸外国における安全性等に関わる情報
情報が不足しているため、ここではマウスピース型矯正装置(インビザライン)の諸外国における安全性等に関わる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
○医薬品副作用被害救済制度対象外
日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。