当院で行なう
舌側矯正の3つの強み
さまざまな症例を経験
精密な舌側矯正治療を提供できる
くらしま矯正歯科の院長は、研修医時代から大学病院や舌側矯正専門病院で舌側矯正を学び、さまざまなケースを診てきました。多様な経験に基づき、幅広い症例の患者さまに精密な舌側矯正治療を提供できます。
快適な装置 違和感が少なく話しやすい
矯正装置を舌側につけると、最初のうちは発音が少し不明瞭になったり気になったりすることがあります。当院では新しい機能的な舌側矯正装置を導入しているため、ほとんどの方が数週間で装置に慣れます。アナウンサーや歌手といった声を使う職業の方でも、仕事を続けながら矯正治療を行なっています。
追加料金なし 総額制なのでわかりやすい
舌側からの矯正治療は、高度な技術や特殊な装置が必要であったり、ワイヤー交換や調整などの治療時間が長くなったりするため、表側矯正に比べて費用がかかります。当院の矯正費用はトータルフィーシステム(総額制)なので、毎回の処置料などによる費用の追加はありません。治療開始の段階でかかる費用総額がわかるので、安心して治療に通っていただけます。
「舌側装置を選びたいけど費用が気になる」という方には、表側と舌側の装置を併用した「ハーフリンガル」という治療方法もご提案しています。
歯の裏側から矯正する
「舌側矯正」
舌側矯正とは矯正装置を外から見える表側(唇側)ではなく、歯の裏側(舌側)に取りつけて行なう治療です。口を開いてもほかの人からはほとんど装置が見えないので、矯正治療をしていることを気づかれにくくなります。食事中、装置に食べ物が絡んでも目立ちません。口元に物が当たるなどの衝撃で、頬や唇を傷つけてしまうリスクも低く、スポーツなどの趣味や部活動も継続できます。
見た目や安全に配慮して矯正治療したい方におすすめの方法です。
こんな方におすすめです
- 仕事の都合で目立つ矯正装置をつけられない 接客業や営業職などの人と接する仕事、モデルやアナウンサーなど人前に出る仕事などに就いている方におすすめです。当院でもさまざまな職業の方が舌側矯正を受けています。
- 矯正治療を受けていることを知られたくない 舌側矯正なら、ほかの人から装置に気づかれることはほとんどありません。「家族でさえなかなか気づかなかった」という方もいらっしゃるほど、目立つことなく治療を進められます。
- 前歯が気になるので装置をつけたくない 出っ歯の方は、歯の表側に装置をつけると装置の厚みで唇がさらに出て、前歯を強調してしまう場合があります。唇に装置が引っ掛かり、口を閉じにくくなってしまうこともあります。舌側矯正ではそうした事態を回避して、口元の見た目を気にせず治療ができます。
- 結婚式などのライフイベントを控えている 結婚式、成人式、卒業式など人生の大きなイベントを控えていらっしゃる方にもおすすめです。舌側矯正は装置が外からほとんど見えないので、人目を気にせず治療しながら大切な日を迎えられます。
舌側矯正の特長
周囲の人に気づかれにくい
矯正装置を歯の裏側につけるので、口を開いても装置が周囲の人からはほとんど見えません。食事や会話なども、装置を気にせず楽しめます。口元だけでなくお顔の印象も変わらないので、成人式や結婚式など、人と集まったり写真撮影がある大切なイベントにも差し障りありません。お客さまと対面する職業の方にも適しています。
多くの症例を治療できる
舌側矯正は難しい症例にも対応できる方法です。噛み合わせが深い場合など表側矯正の方が向いている症例もありますが、表側矯正と舌側矯正で治療できる症例はほぼ同じです。ただし歯の表側と違って、舌側は設置する箇所を目視確認できず施術が難しいので、歯科医師の経験・技術力が必要です。当院ではさまざまな症例を診ています。
虫歯になりにくい
矯正装置をつけていると歯磨きしづらく、虫歯ができやすくなります。歯の舌側には唾液が絶えず循環し殺菌作用で菌の繁殖が抑えられており、ほかの矯正方法よりも虫歯のリスクを抑えられます。舌側の方が歯のエナメル質が厚く、虫歯菌の産生する酸にダメージを受けにくいのも特長です。それでも歯磨きは毎食後欠かさず丁寧に行なってください。
舌側矯正の注意点
慣れるまで舌先に違和感が生じやすい
舌側に矯正装置を取りつけるので、舌に装置が当たって違和感が出ます。話すときに舌を歯の裏に当てる「ラ行」などは、発音しにくく感じます。食事の際には食べ物が噛みづらかったり間違って舌を噛んでしまったりと、日常生活に支障を覚える場面も多いですが、ほとんどの方は最初のうちだけで数週間ほどで慣れていきます。
歯肉炎のリスクがある
矯正治療をしていると装置と歯の間に食べカスが引っ掛かりやすいため、歯肉炎を起こしやすくなります。舌側矯正の場合は溜まった汚れが確認しづらいので注意が必要です。上の前歯の裏側はとくに炎症を起こしやすい箇所です。
炎症の状態によっては、矯正治療を中断しワイヤーを外して、先に歯肉炎の治療を行ないます。
歯磨きが難しい
矯正治療中は虫歯や歯肉炎を予防するために、丁寧に歯磨きを行なう必要があります。しかし舌側矯正は装置の目視が難しく、歯磨きが行き届かず隙間に挟まった食べかすが残ったままになる場合があります。磨き残しは口臭の原因にもなります。当院では治療開始時の歯磨き指導と、定期的なクリーニング(PMTC)で予防効果を高めます。
上顎は裏側に、
下顎は表側に装置を装着する
「ハーフリンガル」
表側矯正と舌側矯正の両方のメリットを兼ね備えた治療方法です。外から見えやすい上の歯には舌側に装置を取りつけ、あまり見えない下の歯は表側から治療します。
舌側矯正は舌に装置が触れて違和感が生じますが、ハーフリンガルの場合は下の歯は表側矯正なので発音しづらさなどは軽減されます。
また上下の歯すべて舌側矯正にするよりも費用が抑えられるので、見た目に配慮しつつできるだけお財布にやさしく矯正治療したい方におすすめの方法です。
こんな方におすすめです
- 周囲からは矯正治療中だとわからないようにしたい
- 結婚や進学など人生の大きな出来事が控えていて目立つ装置をつけたくない
- 人前に立つ仕事なので見た目に配慮したい
- 就活や婚活をしているので口元の印象をより良くしたい
ハーフリンガルの特長
上下の歯を表側矯正するより装置が目立ちにくい
表側矯正は周囲の人に矯正装置を見られるのがデメリットですが、上の歯を舌側矯正にするだけで、格段に目立たなくなります。下の歯は下唇に隠れていることが多いので、表側から治療していてもあまり気づかれません。
口元の見た目に配慮して、周囲にはなるべくわからないように治療したい方に適した矯正方法です。
上下の歯を舌側矯正するより費用を抑えられる
舌側矯正は装置の設置や操作が難しく、専門的な知識と技術が求められるため、表側矯正と比較すると費用がかかります。すべての歯の矯正を舌側にするのでなく、下の歯は表側からの治療にすると、そのぶん費用の負担は軽くなります。
見た目を考慮しつつも治療費をある程度抑えたい場合には、舌側矯正がおすすめです。
舌に装置が当たらず発音に影響しにくい
舌側に取りつけた装置には、どうしても舌が当たって違和感を覚えます。発音時に舌が歯に触れる言葉は話しづらくなります。下の歯の装置を表側にすると舌の収まりが良くなり、すべて舌側矯正する場合に比べ、発音への影響は少なくなります。上の歯の装置にはどうしても触れてしまいますが、無意識に舌で歯を押す舌癖は改善しやすくなります。
虫歯になりにくい
浄化・殺菌作用や再石灰化作用がある唾液で常に潤っている舌側からの矯正治療は、虫歯になりにくいとされています。歯の舌側は表側よりもエナメル質が厚くなっていて、虫歯菌が出す酸への抵抗力も強いです。一方、下の歯の表側装置は目視確認しながら清掃しやすいという特長があります。ハーフリンガルはこうした両方のメリットを得られます。
ハーフリンガルの注意点
上の歯に食べ物が絡まりやすい
矯正装置のすき間には、食べ物が絡まりやすくなっています。とくに舌側に取りつけた装置は自分で見るのが難しいため、引っ掛かった食べ物が取り除きにくいのがデメリットです。食べかすは除去しないと、虫歯・歯周病のリスクが高まり、口臭を発生させる要因にもなります。表側矯正の下の歯は清掃しやすいので、上の歯の状態に注意が必要です。
装置が舌に当たって痛くなる場合がある
矯正治療をスタートした直後は、上の歯の装置に舌が触れて痛みを生じる場合があります。装置で舌を傷つけないよう注意してください。また舌の動きが通常よりも制限されて、滑舌が悪くなったり発音しにくくなることがありますが、数週間程度で装置をつけた状態での舌の位置に慣れて、問題なく話せるようになります。
上の歯に磨き残しが多くなりやすい
表側にある装置は患者さま自身で鏡で見ながら清掃しやすいですが、舌側の装置は目視確認が難しく、よりしっかりと歯磨きしないといけません。上の歯の舌側はカーブしているため汚れを磨き残しやすく、歯ブラシを当てる角度などを調節する必要があります。当院ではより良い歯磨き方法や清掃道具についてアドバイスしています。
リスク・副作用について
●舌側矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・装置に慣れるまで発音しづらいなどの症状が出ることがあります。
・矯正装置を装着している期間は、適切に歯磨きができていないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。歯磨き指導をしますので、毎日きちんと歯を磨き、口腔内を清潔に保つようご協力をお願いします。
・歯磨き、エラスティック(顎間ゴム)の使用、装置の取り扱い、通院などを適切に行なっていただけない場合、治療の期間や結果が予定どおりにならないことがあります。
・成長期の患者さまの治療では、顎骨の成長を予測し、現段階において適切な治療を行ないますが、まれに予期できない顎の成長や変化によって治療法や治療期間が大きく変わることがあります。また、顎の変形が著しい場合には、矯正治療に外科的処置を併用することがあります。
・歯を移動させることにより、まれに歯根の先端がすり減って短くなる「歯根吸収」を起こすことがあります。しかし、適切な矯正力で歯を移動させることでセメント質(歯根表面を覆っている組織)が修復されるため、歯根吸収のリスクを軽減できます。
・歯の周囲の組織は、治療前の状態に戻ろうと「後戻り」する性質があるため、治療後も数ヵ月から1年に1回ほどの頻度で通院いただいて歯の状態を管理し、後戻りを防ぐ必要があります。